世界大百科事典(旧版)内のバッタマキの言及
【寺銭】より
…賭けをする敷物を盆茣蓙(ぼんござ)といい,その計算が迅速にできないと〈ぼんくら(盆暗)〉といわれた。第2次大戦後はバッタマキという花札3枚ずつでする賭博で,3枚の札の数の合計が10あるいは20になるとブタといい,そのときだけブタハンと称して50%の寺銭をとり,他は寺銭なしの賭場もあった。なお,尾佐竹猛《賭博と掏摸の研究》では,寺銭の〈てら〉はどてら(褞袍)などの〈てら〉と同義で布とか蒲団の意味を包含し,転じて盆茣蓙の意となり,盆すなわち賭博権の使用料,あるいは賭博開帳料となったのではないかと思われるとしている。…
※「バッタマキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」