世界大百科事典(旧版)内のバビロン第3王朝の言及
【カッシート】より
…その後カッシート人は集団として初めはシッパルのあたりに,次いでユーフラテス川中流域に定着し,古バビロニア時代末ころにはテルカを中心とした地域にかなりの勢力を形づくった。そして後述するごとく,前16世紀初め,バビロンにカッシート王朝(バビロン第3王朝)を建て,まず北バビロニアを,次いで南バビロニアを支配下に収め,前1155年まで全バビロニアを支配した。カッシート人は王朝滅亡後も前9世紀ころまではバビロニアに住み,その後に興ったバビロン第4王朝(イシン第2王朝)下で高位の役人になる者も多くいた。…
※「バビロン第3王朝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」