世界大百科事典(旧版)内のバルマー飛躍の言及
【恒星】より
…このようにスペクトル型と光度階級とで星を観測的に二次元分離することは,理論的には表面重力と有効温度で恒星の大気構造のモデルを決定することに対応しており,恒星の物理学の基礎をなすものである。 スペクトル型と光度階級との二次元分類以外に,水素のバルマー飛躍(水素のバルマー系列の限界のところを境として連続スペクトルの強度が変わる現象)を利用する方法がある。恒星を作っている元素は,水素が大部分であるから水素のスペクトル特性を用いる方法も合理的である。…
※「バルマー飛躍」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」