バロック・ソナタ(読み)ばろっくそなた

世界大百科事典(旧版)内のバロック・ソナタの言及

【ソナタ】より

…概して数楽章から成る独奏ないし重奏のための純粋器楽。とくにバロック・ソナタと古典派,ロマン派のソナタは重要で,それぞれの時代に特有の一定の型があった。古典派以降の三重奏以上の室内楽は一般にこの名称をもたないが,広義にはソナタに含まれる。…

【バロック音楽】より

…歌曲は通奏低音を伴う形が一般的であったが(アルベルトHeinrich Albert(1604‐51),クリーガーAdam Krieger(1634‐66)ら),芸術的表現の密度においては古典派以降の高みに及ばず,代わってセミ・ドラマティックな形式であるカンタータが世俗カンタータ(A.スカルラッティ),教会カンタータ(J.S.バッハ)の両面ですぐれた成果を生んだ。 器楽形式のうちとくに重要なのは,いわゆる〈バロック・ソナタ〉の形式である(ソナタ)。これには,舞曲の組形式を基本とする〈室内ソナタ〉と,よりポリフォニックな色彩が強く重厚な気分をもつ〈教会ソナタ〉の二つの系列があった(コレリ)。…

※「バロック・ソナタ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む