世界大百科事典(旧版)内のバンクーバー騒動の言及
【カナダ】より
…寒冷・乾燥気候に適した小麦種の改良により,西部は世界の穀倉として注目されることになり,移民が続々と到来した。1907年の日本人街襲撃というバンクーバー騒動も,1年に1万人に近い日本人移民の到来に,以前から神経をとがらせていたブリティッシュ・コロンビア州の白人が報復の機会をとらえたものと言える。国力の充実を背景にローリエは,コンフェデレーションの際イギリスに残されたままであった外交上の自治権をカナダの手に戻すべく,さまざまな機会をとらえて外交上の自主性を主張しようとした。…
※「バンクーバー騒動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」