世界大百科事典(旧版)内のバンバラ王国の言及
【バンバラ族】より
…バンバラという名称は不信心者という意味で,イスラムへの改宗を拒んだ人々の意である。マリ帝国が交易に経済的基盤を置き,トンブクトゥなどの都市を核とし,イスラム文化を基調としたのに対し,これらのバンバラ王国は異教的で,農業生産に基礎を置いていた。マンデ諸族は,トウジンビエ,モロコシ,フォニオなどの雑穀,ササゲ,バンバラ・ナット,オクラ,ヒョウタン,ゴマ,ワタなどの作物を栽培し,アブラヤシやシーアバターノキ(脂肪を実からとる)などを利用するなど,多彩な農業文化の担い手であった。…
※「バンバラ王国」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」