世界大百科事典(旧版)内のバークリー・トップ・ショットの言及
【バークリー】より
…1930年,ブロードウェーからハリウッドへ招かれ,メリー・ピックフォードの唯一のミュージカル《キキ》(1931)などの振付を担当。ワーナー・ブラザースのレビュー映画《四十二番街》(1933),《ゴールド・ディガース》シリーズ(1934‐36)などで舞台の制約を超えて空間を映画的に拡大し,モノレールやクレーンにのせたカメラを自由自在に駆使し,とくに真上(トップ)から大俯瞰でとらえたショットは〈バークリー・トップ・ショット〉とよばれ,コーラスガールの群舞のシーンをまるで幾何学模様のように,あるいは万華鏡のように撮って,華麗でリズミカルな場面に構成した独創的で大胆なカメラワークは,ミュージカル映画史上もっとも視覚的な効果を生み出した画期的な映画技法とみなされる。【柏倉 昌美】。…
※「バークリー・トップ・ショット」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」