世界大百科事典(旧版)内のバーッタ派の言及
【クマーリラ】より
…前者は不知を無の知識手段としたが,後者はそれを認めなかった。前者からはバーッタ派が,後者からはグル派が形成された。【宮元 啓一】。…
【プラバーカラ】より
…この学派の根本経典《ミーマーンサー・スートラ》に対する注釈書《シャバラ・バーシヤ》に,さらに《ブリハティー》という注釈書を著した。ほぼ同時代にこの学派で活躍したクマーリラとは多くの点で見解を異にし,このため,ミーマーンサー学派は,これ以降,クマーリラ派(バーッタ派)とプラバーカラ派(グル派)とに分裂した。哲学上の問題としては,クマーリラが否定したバイシェーシカ学派の〈内属〉という関係をプラバーカラは認めた。…
※「バーッタ派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」