パウロの手紙(読み)ぱうろのてがみ

世界大百科事典(旧版)内のパウロの手紙の言及

【聖書】より


[新約聖書]
 新約聖書の構成は《七十人訳》にならっており,書物の配列は次のようである。(1)〈福音書〉4――《マタイによる福音書》《マルコによる福音書》《ルカによる福音書》《ヨハネによる福音書》,(2)〈歴史書〉1――《使徒行伝》,(3)〈手紙〉――(a)〈パウロの手紙〉13通――《ローマ人への手紙》《コリント人への第1・第2の手紙》《ガラテヤ人への手紙》《エペソ人への手紙》《ピリピ人への手紙》《コロサイ人への手紙》《テサロニケ人への第1・第2の手紙》《テモテへの第1・第2の手紙》《テトスへの手紙》《ピレモンへの手紙》,(b)《ヘブル人への手紙》,(c)《公同書簡》7通――《ヤコブの手紙》《ペテロの第1・第2の手紙》《ヨハネの第1・第2・第3の手紙》《ユダの手紙》,(4)〈黙示文学〉1――《ヨハネの黙示録》,合計27巻である。なお〈パウロの手紙〉とは,パウロの名が冠せられている手紙の呼称であって,パウロの実際の手紙であることを意味せず,そのうち6通はパウロの弟子たちが書いたと思われる。…

※「パウロの手紙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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