パガニカ(読み)ぱがにか

世界大百科事典(旧版)内のパガニカの言及

【ゴルフ】より


【歴史】

[イギリス,アメリカ]
 ゴルフの起源について三つの説があるが,どの説も明確な根拠のあるものではない。第1は,スコットランドの羊飼いの牧童たちが羊を追いながら石を転がして遊んだという説,第2のオランダを起源とするものは,オランダの球戯,ヘットコルフェンhet kolvenというホッケーに似たゲームが変化しスコットランドにわたったという説,第3は,紀元80年,ローマ帝国のユリウス・アグリコラ将軍がスコットランドを征服したとき,羽毛をつめた革製のボールを木杖で打つパガニカpaganicaという球戯を行い,3世紀にわたるローマ軍の長期占領中に土着してゴルフになったという説である。 いずれにしても14世紀中ころから,現行の方法によるゴルフが行われていたことは,スコットランドのグロスター大聖堂のステンド・グラスに,ボールに向かってスイングしている男の図が描かれていることで明らかである。…

※「パガニカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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