世界大百科事典(旧版)内のパスカル,É.の言及
【オーベルニュ】より
…フランスの地方名。マシフ・サントラル(中央山地)の,そのまた中央に位置するのがオーベルニュ地方で,中心都市クレルモン・フェランの南西にあるモン・ドール山が,フランスの水脈を南北に分かつ分水嶺である。この地方はブルターニュやバスク地方と並んで,古くからの伝統がよく保たれていることで知られる。オーベルニュの名称は,紀元前この地方に定着していたケルト人の一部族アルウェルニ族Arverniの名に由来するもので,非常に古い地名である。…
【パスカル】より
…中部フランスのクレルモン(現在のクレルモン・フェラン)に生まれる。父のエティエンヌ・パスカルÉtienne Pascal(1588‐1651)は税務関係の地方行政官であったが,数学その他の科学にも造詣が深く,当時の教養ある法服貴族の一典型といえる。早く妻を亡くしたエティエンヌは,1631年官を辞して一家でパリに赴き,メルセンヌの主宰する科学アカデミーに出入りするかたわら,子どもの教育に専念する。…
※「パスカル,É.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」