世界大百科事典(旧版)内のパリ言語学会の言及
【ブレアル】より
…ベルリン大学でF.ボップについてインド・ヨーロッパ(印欧)語の比較研究を学び,これをフランスに導入して,F.deソシュール,A.メイエと続くこの学問の基礎を築いた。また1863年に創設されたパリ言語学会の組織づくりに努め,以後その学会誌に多くの論文を寄稿し,借用語や基層研究の重要性を指摘した。1897年に著した《意味論Essai de sémantique》は,言葉の背景にある思想や文化にも着目したもので,このヒューマニストの言語観をよく伝えている。…
※「パリ言語学会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」