世界大百科事典(旧版)内のパンジャーブ平野の言及
【ヒンドゥスターン平原】より
…ヒマラヤ山脈から運び出される莫大な量の土砂(俗称〈ヒマラヤの塵〉)は,山麓に緩勾配の扇状地を形成し,その上を多数の流路が網状に乱流する。インダス川とその5本の支流がつくるパンジャーブ平野では降水量が必ずしも多くないが,氷河を抱く高山からの流れが年中絶えないので灌漑に利用され,古くはインダス文明を支えた。近代的灌漑施設が整備された19世紀後半からは,小麦をはじめ綿花などの栽培が拡充しインドの穀倉地帯となっている。…
※「パンジャーブ平野」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」