ヒュドラウリス(読み)ひゅどらうりす

世界大百科事典(旧版)内のヒュドラウリスの言及

【オルガン】より

…この意味で,オルガンという楽器に,ヨーロッパ文化とその歴史をみることができる。 ギリシア・ローマ時代の文献によると,古代のオルガンには,前3世紀に,エジプトのアレクサンドリアで初めて作られたヒュドラウリスhydraulisと呼ばれる水圧オルガンの類と,手動ふいごによるものの2種類あったようだが,どんな音楽が奏されたかはまったく不明である。ローマ帝国時代,東西分裂後のビザンティン帝国時代には,オルガンは,宮廷での祝典や儀式用の楽器として用いられ,オルガンの豪華さと貴重さが,宮廷の富と権勢を象徴した。…

※「ヒュドラウリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android