世界大百科事典(旧版)内のビザンティン・グラスの言及
【ガラス工芸】より
…新しい技法のエナメル彩色や鍍金,レリーフ・カットが展開し,耐熱性のあるホウケイ酸ガラスの開発や,医用・理化学用のガラス器具も急速に発達した。イスラム世界と密接に接触していたビザンティン世界は,イスラム・ガラスの技術を導入してビザンティン・グラスを発達させたが,その特色は,教会の壁面を覆うガラス・モザイクやステンド・グラスにあった。
[ベネチア・ガラス]
ビザンティン・グラスとイスラム・ガラスの伝統を吸収し,10世紀ころより新しく工房を興すのがベネチアである。…
※「ビザンティン・グラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」