世界大百科事典(旧版)内のビザンティン皇帝の言及
【皇帝】より
…imperatorは中世では,ビザンティン帝国で皇帝を指すbasileus(後述)と等置された。カール大帝が800年のクリスマスにローマで帯びたimperator称号については,今日なお歴史家のあいだで解釈が定まらないものの,その結果,imperatorカール大帝と,basileus称号を帯びるビザンティン皇帝との間には,皇帝称号をめぐって,いわゆる中世における二皇帝問題が発生した(後述)。(2)caesarは本来ラテン語の家名でありながら,アウグストゥス以来皇帝を意味する称号となった。…
※「ビザンティン皇帝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」