六訂版 家庭医学大全科 「ビタミンD過剰症」の解説
ビタミンD過剰症
ビタミンDかじょうしょう
Hypervitaminosis D
(内分泌系とビタミンの病気)
ビタミンDとは何か
ビタミンDは
どんな病気か
ビタミンDの1日所要量は、5歳以下の幼児で400国際単位、成人で100国際単位です。2000国際単位以上摂取すると、過剰症が発症します。
症状の現れ方
腸管からのカルシウムの吸収が促進されるために血中カルシウムの濃度が上昇し、それに伴って血管壁、腎臓や脳などにカルシウムが沈着します。その結果、食欲不振、
治療の方法
過剰摂取を中止することが第一ですが、高カルシウム血症を示している場合には補液や副腎皮質ステロイド薬の投与が有効です。サルコイドーシスなどの
菅原 明
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報