世界大百科事典(旧版)内のビッグボーイの言及
【蒸気機関車】より
…前者は,軸配置1‐D‐D‐D‐1(動輪4個が1組のもの3組とその前後に先輪,従輪を配したもの)で,全長31.4m,総重量387t,シリンダー牽引力72.6t(日本のD51の約4倍)であった。後者はビッグボーイBig Boyの愛称をもち,軸配置2‐D‐D‐2,全長25.9m,総重量508t,シリンダー牽引力61.5tであるが,動輪径が1727mmもあり最高時速は130kmも出せるので,機関車出力(牽引力×速度)では世界最強の蒸気機関車といえる。速度記録としては,1938年イギリスのマラードMallard号による時速202.8kmがあり,日本では,54年C62形式が時速129kmを記録している。…
※「ビッグボーイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」