世界大百科事典(旧版)内のビピンナリア幼生の言及
【ヒトデ(海星∥人手)】より
…生殖巣は腕の中にあり,生殖口は腕の付け根に開いている。海中に産みだされた卵は孵化(ふか)したのち,ビピンナリア幼生bipinnariaになって,しばらく浮遊生活をし,水底に沈んで幼ヒトデになる。しかし,大きな卵でビピンナリア幼生にならないものがあり,また産みだした卵を母体につけて保育するもの,母体内で発育して直接発生をするものなどがあるが,このような発生をするものは,きびしい自然の寒海にすむ種類に多くみられる。…
※「ビピンナリア幼生」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」