ビラ・ボルゲーゼ(読み)びらぼるげーぜ

世界大百科事典(旧版)内のビラ・ボルゲーゼの言及

【ボルゲーゼ美術館】より

…名門ボルゲーゼ家の収集に由来するルネサンスとバロックの作品を中心に収蔵する。同家出身の教皇パウルス5世(在位1605‐21)と甥のシピオーネScipione枢機卿はともに熱心な美術愛好家で,1613年ローマ市の北のはずれにあるビラ・ボルゲーゼの広大な庭園中に小邸館を建て,一門の収集をここにまとめた。盛期ルネサンスの名作(ラファエロ《キリスト哀悼》,ティツィアーノ《聖愛と俗愛》)を中心に,シピオーネ庇護下の同時代の芸術家の作品(カラバッジョ《ゴリアテの首を持つダビデ》,ベルニーニ《アポロンとダフネ》)をも含む収集は,17世紀末までに古代美術をも加えてさらに豊かになった。…

※「ビラ・ボルゲーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android