世界大百科事典(旧版)内のビラード・アッルームの言及
【アナトリア】より
…アナトリアの地名は,ビザンティン帝国の一地方州名〈アナトリコンAnatolikon〉に由来し,それはエスキシェヒルからコニヤにいたる小アジア半島中部地方に相当した。また中世イスラム史料では,小アジアはビラード・アッルームBilād al‐Rum(語義的には〈ローマ人の地〉,ただしギリシア語,ギリシア人の世界を意味する)とよばれた。オスマン帝国時代,アナトリアの西半分に相当する地域が〈アナドル州〉とされたが,小アジア全体をアナドルとよぶこともあった。…
※「ビラード・アッルーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」