ビルラー,G.D.(読み)びるらー

世界大百科事典(旧版)内のビルラー,G.D.の言及

【国民会議派】より

…特にこの間ガンディーの独特の主導の下で,P.J.ネルーを先頭とする少数=急進派とV.J.パテールやR.プラサードら多数=保守派が最高指導部として巧みに統合され,州・県・郡・村とつながる確固たる組織網が形成された。しかもこのガンディー=国民会議派保守派の線には,G.D.ビルラーを中心とするインド民族資本の主流が強固に結びつくという構造もつくり上げられていく。農村においては地主階級をも基盤とするこの組織の指導部は,したがって,第1次大戦以降労働者や下層農民が独自の階級的要求を掲げて運動を展開し始めると,しばしばこれを抑止し,指導部と党員大衆の間に利害の対立も生じた。…

【ビルラー財閥】より

ターター財閥とならぶインドの巨大総合財閥。G.D.ビルラー(1894‐1983)により創立。独禁法の規定による直系会社は70社で,そのほかの関連会社を入れると二百数十社を傘下に擁し,資産,売上高でターターを凌駕しつつある。…

※「ビルラー,G.D.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」