世界大百科事典(旧版)内のピラゾロン誘導体の言及
【鎮痛薬】より
…また,視床下部にある体温調節中枢に作用してその異常興奮を抑制し,発熱時の体温を下降させるため,解熱性鎮痛薬とよばれる。解熱性鎮痛薬には,(1)サリチル酸誘導体 サリチル酸ナトリウム,アセチルサリチル酸(アスピリン),サリチルアミド,(2)アニリン誘導体 アセトアミノフェン,フェナセチン,(3)ピラゾロン誘導体 アンチピリン,アミノピリン,スルピリン,などがある。これらの薬物は,非麻薬性であるが作用は弱く,単独で用いるよりも二,三のものが同時に処方されたり,他薬と併用される場合が多いが,サリチル酸誘導体以外は,それぞれの副作用のため,漸次使用が制限されつつある。…
※「ピラゾロン誘導体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」