ピンカー,R.(読み)ぴんかー

世界大百科事典(旧版)内のピンカー,R.の言及

【福祉政策】より

…それらは福祉政策を,(1)市場経済と家族とでは満たせないニーズを残余的に充足するもの,(2)勤労意欲をそこなわないよう勤労の成果,メリットに応じてニーズを充足すべきもの,(3)社会資源をニーズに応じて水平,垂直,かつ時間的に社会的公正に即して分配するもの,とする考え方である。R.ピンカーは,(1)古典経済学理論,(2)マルクス主義とそれを継承した社会主義,(3)重商主義的集団主義の伝統,の三つのモデルをあげ,現実には純粋な利他主義も利己主義もありえないから,われわれはもう一度重商主義的集団主義の相互扶助の伝統を見直す必要があるとする。 福祉政策をめぐる最近の主要な論点をいくつか列挙すると,第1に,社会的公正の問題,すなわち,それを平等equalな配分と考えるか公正fairな配分と把握するか,その基礎は何かの問題がある。…

※「ピンカー,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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