世界大百科事典(旧版)内のピール銀行条令の言及
【ピール銀行法】より
…1844年7月制定のイングランド銀行特許(更新)法Bank Charter Actのことで,時の首相R.ピールにちなんでピール銀行法と通称されている。ピール銀行条令ともいわれる。産業革命とともに本格化した貨幣・金融制度のあり方をめぐる論争(地金論争,通貨論争)と一連の銀行改革を総括したともいえる法律で,イングランド銀行の中央発券銀行としての地位を明確に定め,その銀行券発行のルールを規定した立法として,その後のイギリス経済はもとより,世界経済の発展にも重要な影響を与えている。…
※「ピール銀行条令」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」