世界大百科事典(旧版)内のファイアンス・タイルの言及
【タイル】より
…これらの技法は14世紀イタリアでも模倣され,マヨリカ・タイルとして大きく開花した。さらに16世紀に入ってマヨリカ陶器がアルプス以北のヨーロッパに伝播し,ファイアンス・タイルとしてスズ釉色絵タイルが各国で模倣されたが,16世紀の終りころからオランダではデルフトを中心にタイル生産が未曾有の発展をみ,17世紀にその頂点に達した。19世紀には鉄筋コンクリート建築の流行に並行してその外装・内装にそれまでの装飾タイルに代わって工業製品による無装飾のタイルが多量に生産され始め今日にいたっている。…
※「ファイアンス・タイル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」