世界大百科事典(旧版)内のファウザー法の言及
【アンモニア】より
…窒素と水素の化合物。化学式NH3。アンモニアの存在はその特異臭によって古くから人類に認識されており,古くは有機物のすす(煤),または塩化ナトリウムと尿とから昇華法によって,塩化アンモニウムNH4Clの形でつくられていた。アンモニアの名は,古代エジプトのアメン(ギリシア語ではAmmon)神殿の付近に産する磠砂(ろしや)(主成分は塩化アンモニウム)をアンモンの塩sal ammoniacusと呼んだことに由来する。…
【硝酸アンモニウム】より
…沸点以上に達すると気相で霧状硝安が発生するため,反応熱を効果的に除去し液中で安定に反応させるくふうがなされる。実用化されているものに,常圧中和法と,加圧状態(4~5気圧),150℃程度で反応させる加圧中和法(ファウザー法など)がある。水分の蒸発によって効果的な冷却を行い,反応温度を調節し,一方,反応熱で生成硝安溶液を濃縮する。…
※「ファウザー法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」