ファナールカラー(読み)ふぁなーるからー

世界大百科事典(旧版)内のファナールカラーの言及

【トリフェニルメタン顔料】より

…トリフェニルメタン系染料をレーキ化剤で顔料としたもので,最初の商品名をとってファナールカラーと通称される。トリフェニルメタン染料は美麗で染色堅牢度の低い塩基性染料であるが,これをリン‐タングステン‐モリブデンの塩からなる特殊なレーキ化剤でレーキ化した顔料は耐光性の高い美しい特色をもち,主として印刷インキ用顔料として使用される。…

【レーキ顔料】より

…水に可溶性の染料をなんらかの方法で不溶性とし有機顔料としたもの。不溶性にする操作をレーキ化という。レーキ化は一般にはかなり広く解釈されている。レーキ顔料の種類には,(1)スルホン酸基,カルボン酸基をもつ水に可溶性の酸性染料型の染料のナトリウムNa塩をカルシウムCa塩,バリウムBa塩,ストロンチウムSr塩,マンガンMn塩などとして不溶性としたもの(アゾレーキ類),(2)重金属錯塩として不溶化したもの(金属錯塩顔料。…

※「ファナールカラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android