《ファビウスの凱旋門》(読み)ふぁびうすのがいせんもん

世界大百科事典(旧版)内の《ファビウスの凱旋門》の言及

【凱旋門】より

…一般には独立したアーチ門の形態を有するが,後には三連アーチ門や四面門の形態をとる例も現れた。前2世紀初頭のステルティニウスやスキピオ(大)の凱旋門が最古の例であり,その後,《ファビウスの凱旋門》(前121創建,前57再建)によって基本的な形式,つまりアーチによる通路とその上部の碑文パネルを整えた。凱旋門の起源に関しては,大別するとヘレニズム起源説とローマ起源説があり,前者は前4世紀から造られるヘロン(半神殿)に由来するとし,後者は市門のモニュメント化とするが,定説はいまだない。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」