世界大百科事典(旧版)内のファラスの言及
【ヌビア教会】より
…通説によれば,マクリアを除く2王国は単性論派,マクリアはカルケドン派からのちに単性論派に転じたとされる。しかしヌビアの単性論派はのちのイスラム時代からに過ぎないとの説もあり,近年行われたノバティア王国の首都ファラスFarasの発掘で出土した教会の壁画と碑文はビザンティン的特徴を見せている。ヌビア教会はイスラム軍の支配下にあっても繁栄を続けたが,サラーフ・アッディーン(サラディン)の征服(1173)で大きな打撃を受け,14世紀末までに消滅した。…
※「ファラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」