世界大百科事典(旧版)内のファージ学派の言及
【バクテリオファージ】より
…はじめ,細菌性の伝染病の治療に役立つのではないかという点で注目されたが,まもなくこれは実用的でないことがわかり,バクテリオファージに対する人々の熱は冷めた。これを,1930年代に基礎生物学の研究材料として取り上げたのが,M.デルブリュックらのいわゆるファージ学派である。彼らは,生物の増殖原理を研究するための最も単純な材料という観点から,バクテリオファージを用いたのであった。…
※「ファージ学派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」