世界大百科事典(旧版)内のフィラレテス,E.の言及
【ボーン】より
…パラケルススの思想に共鳴し,錬金術の目的を精神の向上と純化に置く考え方を示した。当時イギリスに上陸した薔薇(ばら)十字団に参加し,1652年には団の趣意書《友愛団の名声と告白》をフィラレテスEugenius Philalethesの筆名で出版したが,類似の筆名を用いていたケンブリッジのプラトン主義者H.モアとの間にいさかいを生じた。水銀を用いた錬金術実験中に有毒ガスを吸い,事故死。…
※「フィラレテス,E.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」