《フィリップ・ラティノビッチの帰還》(読み)ふぃりっぷらてぃのびっちのきかん

世界大百科事典(旧版)内の《フィリップ・ラティノビッチの帰還》の言及

【クルレジャ】より

…ユーゴ共産党創立以来の党員として1925年ソ連邦へ行き,翌年発表した旅行記には,レーニン亡き後の不吉なスターリン時代が予知されている。その後発表した長編《フィリップ・ラティノビッチの帰還》(1932)は,生の意味を求めて放浪する画家の苦悩を描いた傑作。戯曲では崩壊する貴族の一家を活写した《グレンバイ家の紳士たち》(1928)などの三部作で新時代を画した。…

※「《フィリップ・ラティノビッチの帰還》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」