フィリピン沖海戦(読み)フィリピンオキカイセン

世界大百科事典(旧版)内のフィリピン沖海戦の言及

【太平洋戦争】より

…(4)1944年10月~45年9月2日(連合国軍の戦略的攻勢による日本本土攻撃と日本軍の戦略的守勢による絶望的抗戦の時期) 連合国軍はフィリピンから沖縄を経て日本本土へ迫り,同時にサイパン島などを基地とするB29による爆撃によって日本を壊滅させるという戦略をとった。44年10月20日,連合国軍はフィリピン南部のレイテ島へ上陸し,日本の連合艦隊は24~25日のフィリピン沖海戦で壊滅状態に陥った(レイテ湾海戦)。25日日本軍は初めて神風特別攻撃隊をレイテ島沖へ出撃させたが,それは日本軍の絶望的抗戦を象徴する戦術であった。…

【レイテ湾海戦】より

…1944年10月23~26日,フィリピン周辺海域で行われた日米両艦隊による海戦で,参加兵力(日本側水上艦艇77隻,飛行機約700機,アメリカ側152隻,約1300機),戦闘距離,死傷者数などにおいて史上最大の海戦である。日本側では捷(しよう)一号作戦またはフィリピン(比島)沖海戦と呼ばれる。1944年10月20日,連合軍は中部フィリピンのレイテ島に来攻した。…

※「フィリピン沖海戦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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