フィルム・ダール(読み)ふぃるむだーる

世界大百科事典(旧版)内のフィルム・ダールの言及

【フランス映画】より

…しかし,リュミエールの《水をかけられた撒水夫》(1905)にはすでに最初の〈笑いを生み出すシチュエーションを演出した〉フィクション(=喜劇)の試みが見られ,またメリエスがステージのなかで再現した《ハバナ湾におけるメイン号の爆発》(1898),《ドレフュス事件》(1899)などにはセットによるみごとなリアリズムの表現があった。
[パテー映画時代とフィルム・ダール]
 1900年の初めには,シャルル・パテーのパテー映画社とレオン・ゴーモンのゴーモン社が台頭し,フランスの二大映画会社に発展する。とくにパテー映画社は1903年から09年まで〈パテー映画時代〉と呼ばれるほどの隆盛で,それはまずパテー映画社の製作総支配人であったフェルディナン・ゼッカFerdinand Zeccaが監督し,〈リアリズム映画の先駆〉となった《ある犯罪の物語》(1901)から始まり,メリエスを模倣した〈夢幻劇〉からアンドレ・デードAndré Deedの喜劇に至るまで数々の作品を量産,フランスのみならずヨーロッパの映画市場を独占した観があった。…

※「フィルム・ダール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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