フィロイ(読み)ふぃろい

世界大百科事典(旧版)内のフィロイの言及

【シリア王国】より

…前160年にはパルティアの勢力拡大に屈してイラン西部を併合され,前129年にはメソポタミアとユダヤを最後的に失って,王国は北シリアと東キリキアのみに縮小,その後は一段と混迷を深め,前64年ポンペイウスによってローマに併合され滅亡した。
[制度・社会・経済]
 王は最高の権力者だが,しばしば長子を共同統治者とし,また〈友(フィロイ)〉と呼ばれる近臣団の助言を受けた。王国は旧アケメネス朝ペルシア帝国領の大部分を占め,広大で被支配民族も多種多様であったため,外来支配民族たるギリシア・マケドニア人が統一支配することは本来的に困難であった。…

※「フィロイ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android