世界大百科事典(旧版)内のフェラリの解法の言及
【解の公式】より
…(I) D>0のときは,当然p<0であり,とおけば,3根は,
(II) D<0,p<0のときは,θ,φを,
によって定めれば,実根は,
虚根は,
(III) D<0,p>0のときは,θ,φを,
によって定めれば,実根は,
虚根は,
(IV) D=0のとき,単根は,
重根は,
(d)四次方程式X4+aX3+bX2+cX+d=0(a≠0)については,X=Y-(b/4a)とおけば, Y4+pY2+qY+r=0 ……(1) の形に変形できる。この方程式に対して, T3-pT2-4rT+(4pr-q2)=0 ……(2) の一つの根tをとれば,(1)の根は,次の二つの二次方程式の根として得られる(フェラリの解法)。
また,
の3根をu2,v2,w2とすると,(1)の根は, u+v+w,u-v-w, -u+v-w,-u-v-wである(オイラーの解法)。…
※「フェラリの解法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」