世界大百科事典(旧版)内のフォードリニア兄弟の言及
【抄紙機】より
…連続的に紙を製造する機械で,ワイヤ(金網),プレス,ドライパートからなる。手すきに代わって連続式抄紙機を発明したのは1799年,フランスのロベールN.L.Robertであるが,実用化したのはイギリスのフォードリニアFourdrinier兄弟で,ドンキンB.Donkinの技術的援助で1804年に今日のものに原理的に近い抄紙機が作られた。水平に置いたエンドレスのワイヤにパルプ懸濁液を流し,ワイヤが移動する間に脱水してシートを作るので,これを長網抄紙機といい,発明者にちなんでフォードリニアマシンともいう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」