世界大百科事典(旧版)内のフライ,R.の言及
【後期印象派】より
…印象主義の後をうけて,1880年代後半から20世紀初めにかけてフランスを中心に活躍した一群の個性的な画家たちのこと。〈Post‐Impressionists〉という呼称はそもそも,イギリスの美術批評家フライRoger Fry(1866‐1934)が,フランスの新しい絵画を紹介するために組織した展覧会名〈マネと印象派以後の画家たちManet and the Post‐Impressionists〉(1910‐11。ロンドン,グラフトン・ギャラリー)に由来する。…
【ブルームズベリー・グループ】より
…名称はスティーブン家がロンドンのブルームズベリー街にあったことに由来する。メンバーは,姉妹のそれぞれ夫になるクライブ・ベル,レナード・ウルフをはじめ,J.M.ケインズ,リットン・ストレーチー,ロジャー・フライ,E.M.フォースターらで,美術評論家,政治評論家,経済学者,小説家など多分野にわたっているが,いずれも同世代でケンブリッジのトリニティ,キングズ両学寮で学んだ。そして当時の哲学教師G.E.ムーアの《倫理学原理》(1903)の中の〈最も価値あることは人の交わりの喜び,美しいものを享受すること〉という文句に影響されていた。…
※「フライ,R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」