世界大百科事典(旧版)内のフランケル・コンラート,H.の言及
【タバコモザイクウイルス】より
…それまでウイルスは細菌と同じような微生物であると信じられていたので,スタンリーの実験結果は,ウイルスは生物であるのか,また生命とは何なのかという議論を巻き起こした。55年には,フランケル・コンラートHeinz Fraenkel‐Conrat(1910‐ )らによりウイルス粒子の構成材料であるタンパク質と核酸から,感染性をもったタバコモザイクウイルスの再構成がなされたが,これは構成材料の自己集合による形態形成の最初の実験例となった。その後もタバコモザイクウイルスについては詳細に研究がなされている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」