世界大百科事典(旧版)内のフランス領コンゴの言及
【コンゴ共和国】より
…17世紀にはいるとフランスが進出し,奴隷や象牙の取引に従事したが,フランス革命以後その勢力は衰えた。19世紀末のアフリカ分割の時代にはいると,フランス政府は探検家ド・ブラザを派遣してガボンのオゴウェ川流域からさらにコンゴ川流域にまで勢力をのばし,同じ時期にベルギー国王レオポルド2世によってコンゴに派遣され,ベルギー領コンゴの形成に貢献した探検家スタンリーと競い合うかたちで,フランス領コンゴの礎石を築いた。欧米列強はベルリン会議(1884‐85)で正式にこの地域に対するフランスの領有権を認めた。…
※「フランス領コンゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」