フレットナーの帆(読み)ふれっとなーのほ

世界大百科事典(旧版)内のフレットナーの帆の言及

【マグヌス効果】より

…この現象は上側で流速が増し,下側で流速が減少しているので,ベルヌーイの定理によって上側で圧力が低く,下側で圧力が高くなり,その圧力差によって上向きの力が働くと説明することもできる。野球やゴルフのボールが回転を与えることによってカーブするのもマグヌス効果の例であり,また船につけた鉛直軸のまわりに回転する円筒(フレットナーの帆)を帆の代りに用いる発想はマグヌス効果を利用した例である。紙を巻いて作った円筒を斜面に沿って転がしたとき,その斜面を離れた後の空中軌道が,想像されるものより斜面のほうに著しくずれるのも,この効果の例である。…

※「フレットナーの帆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む