世界大百科事典(旧版)内のフロックペーパーの言及
【壁紙】より
…16世紀後期のものは白地に黒の紋章や花模様が木版でプリントされたものが多い。17世紀のイギリスではステンシル刷りの手法をとり入れ,色彩も豊かになり,また後期には華麗なフロックペーパー(細かく砕いたウールくずを紙面に貼付(ちようふ)して絹やビロードなどの風合を出した壁紙)も考案され,ドイツやフランスなどでも流行した。18世紀初期のイギリスの壁紙には,タピスリー,花柄のダマスク織,大理石の模様,打出し細工,羽毛飾などを模倣したタイプがあらわれた。…
※「フロックペーパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」