フンドゥク(読み)ふんどぅく

世界大百科事典(旧版)内のフンドゥクの言及

【キャラバン・サライ】より

…第2は卸売商人の事務所として使われた。都市のバーザール()に隣接して建てられ,これをアラビア語ではダール・アルワカーラ,フンドゥクfunduq,カイサリーヤといった。建築構造は一般に中庭があり,そのまわりを2階建ての小部屋に区分された建物が取り囲んでいた。…

【倉庫】より

…マガジーノmagazzino(イタリア語),マガジンmagazine(英語),マガザンmagasin(フランス語)およびフォンダコfóndaco(イタリア語)など〈倉庫〉を意味する言葉は,いずれもアラビア語に由来する。イスラム世界の地中海沿岸地域に多数存在したフンドゥクfundugは,倉庫と宿泊施設を備えた建造物であった(キャラバン・サライ)。外来の商人は荷物をマフザンmakhzan(倉庫)に預け,仲介人を利用して土地の商人と交渉することが義務づけられていた。…

※「フンドゥク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む