フードロス(読み)ふーどろす(その他表記)Food Loss

知恵蔵mini 「フードロス」の解説

フードロス

賞味期限切れや食べ残しなどにより、まだ食べられるにもかかわらず廃棄される食品のこと。国際連合食糧農業機関(FAO)による造語で、日本では「食品ロス」とも呼ばれる。世界全体のフードロスの量は、生産量の3分の1に及ぶ年間約13億トン(2011年FAO調査報告書)。日本では年間約1700万トンの食品廃棄物のうち、500~800万トンがフードロスによるものと推計されている(10年度農林水産省推計)。フードロスは食料資源の効率性を低下させ、廃棄処理における環境への負担も大きいことから深刻な社会問題となっており、FAOや国連環境計画(UNEP)などの国際機関が中心となって対策を講じている。日本では12年から国と食品業界が連携し、フードロスの大幅な削減に向けた取り組みを実施している。

(2014-10-23)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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