ブラインド・アーケード(読み)ぶらいんどあーけーど

世界大百科事典(旧版)内のブラインド・アーケードの言及

【アーケード】より

…以来,構造上のメリットに加えて,アーチの曲線と柱の直線が作り出す快いリズムが人々の好むところとなり,ヨーロッパおよびイスラム建築に広く用いられた。ヨーロッパでは,ロマネスク期に柱間を壁体で埋めたいわゆるブラインド・アーケードblind arcadeも出現し,教会堂のファサード(正面)などで,それを幾段も重ねて装飾的に用いられた。中世およびルネサンス期を通じて,アーケードはとくにその開放性ゆえに副次的な空間(通路など)を区切りとる手段として活用され,教会堂の側廊や前廊,修道院やルネサンスのパラッツォの中庭をめぐる回廊,広場の四周をめぐる柱廊(コロネード)などを飾った。…

※「ブラインド・アーケード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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