世界大百科事典(旧版)内のブラック・パワー系文学者の言及
【黒人文学】より
…黒人の作家が創造する文学。その範囲はアフリカ,南北アメリカ,西インド諸島,ヨーロッパ等きわめて広範な地域にわたっており,使用言語の種類もはなはだ多い。このうちもっとも優勢なのは英語を使用言語とする北アメリカ,とくにアメリカ合衆国の黒人文学である。黒人文学というおおまかな概念に包括されうるものの内容は,広範かつ複雑であり,またこうした社会学的な区分けとは別に,例えば〈アメリカ黒人文学〉というような呼称がはたして意味があるのか,そもそも〈黒人文学〉というジャンルを措定することが文学批評の立場から考えて正しいものかどうか,といった疑問がたえず提起されている。…
※「ブラック・パワー系文学者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」