世界大百科事典(旧版)内のブラリ・フォルティの言及
【集合論】より
…しかしながら,集合の定義があいまいさを内蔵しており,そのためにいくつかの逆理が生まれた。1897年にブラリ・フォルティCesare Burali‐Forti(1861‐1931)は,〈すべての順序数の集合〉を考えて矛盾を導き出した。カントル自身も99年に〈すべての集合の集合〉Mを考えると,Mの部分集合の全体はMと一致し,カントル自身が1890年に証明した次の定理に反するので矛盾を含むことに気づいた。…
※「ブラリ・フォルティ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」