世界大百科事典(旧版)内のブリュッセル王立天文台の言及
【黒点】より
…彼が解析に用いた黒点相対数(ウォルフ黒点数,図1)は,黒点の群数の10倍に全黒点数を加えたものであるが,これは黒点の頻度を表すというよりも,太陽の黒点活動を表す指標として,有用性がその後広く受け入れられている。ウォルフが台長をつとめたチューリヒ天文台は,最近まで世界の観測から黒点相対数を求める中央局であったが,現在この仕事はブリュッセル王立天文台に移っている。黒点相対数を求める観測は,小望遠鏡でもできる簡単な観測であるが,黒点活動はいろいろある太陽活動の中の一つであるという最近の考え方からすると,太陽の働きのもっとも手軽に得られる非常に重要な指標ということができる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」