世界大百科事典(旧版)内のブルショ人の言及
【ブルシャスキー語】より
…パキスタン領アザード・カシミールのフンザ地区,ナギル地区,その西方ヤシンYasin地区に住むブルショBurusho人の固有の言語。話し手は2万~4万人。隣接の民族からはカジュナ語Khajuna,クンジュティ語Kunjutiとも呼ばれる。インド・アーリヤ系,イラン系,チュルク系,チベット系の諸言語に取り囲まれて,その影響を受けてきたと考えられるが,文字がなく,歴史的変遷の過程は明らかでない。カフカス諸語,バスク語などとの比較も試みられたが,他の諸言語との系統関係は不明で孤立的地位に立つ。…
※「ブルショ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」